OUTSET AXを購入しました。韓国の元プロゲーマーZhengwei "alex" Bian氏プロデュースの、チルトグリップ(手首を軽くひねり、手を傾斜させてして持つ方法)に適したゲーミングマウスです。
かつ、BENQ ZOWIEから独立したVincent Tang氏のVAXEE二作目です。
彼はビルドクオリティが高く、秀逸な形状のマウスをプロデュースすることで知られており、CS:GOプロの31%がZOWIE時代にプロデュースしたEC2を使用するほどです。
一作目は、日本のプロゲーマーnoppo氏がプロデュースする、縦長、かつ背の低い、過去のMicrosoftの名器IMO(IntelliMouseOptical)を思わせるZYGEN NP-01でしたが、
二作目の今作は、前述したZOWIE EC2と相似した形状となっているため、CS:GOプレイヤーなら要チェックのマウスとなっています。
形状/EC2-B CSGOとの比較
EC2よりも約1cmほど小さく、高さは最長部で5mmほど高くなっており、より球体感の強いマウスに仕上がっている印象。
各部
可動部・底辺部以外の外周 ~ 手のひらに当たる部分までは一体成型で、かなりの剛性。
クリック部はセパレート式で、好みはありますが、クリック部が分かりやすく、誤爆を減らす設計になっています。
ホイールは低めに構えられており、こちらも誤スクロールを減らすための設計で好印象ですが、多用する方は低すぎると感じてしまうかも。
ソールに関しては、2枚構成の大きなソールで、常に一定の抵抗感と滑らかな滑りが特徴です。
操作感、スイッチ類
※ファーストインプレッションなので、CS:GOで1000体ほどBOTを撃っただけです。
まず、握って感じたのが「背の高さによる、球体感」です。昨今のゲーミングマウスは素早く操作できるように全長が短く・背が低いものか、かぶせ持ちにフィットするよう縦に長めで・背が低いものが多い印象でしたが、OUTSET AXに関してはコンパクト、かつ背が高いものとなっています。
この二点がもたらすのが、
- 重心の集中化
- かぶせ、つかみ持ちの両対応
- 手のひら、指の付け根へのフィット感
球体感が増したことによる重心の集中化、背の高さからくる手のひらへのフィット感、かぶせ持ちにもつまみ持ちにもフィットする高さの三点がとても好印象でした。
スイッチ類に関しては、軽すぎず重すぎず、しっかりとしたレスポンスを受けられるスイッチといった印象。ただし、ホイールクリックだけは硬く浅い設定で、ちょっと微妙…。
クリック部は左右で重みが少し違うような気がします。具体的には左が少し重く、右が軽めです。
NP-01も同じような設定だったことと、他のレビューでも同じような感想を持たれていたので、右手用マウスはこのような設定になっていると推測します。
サイドボタンはいずれもしっかりとした押し心地ながら、遊びは少ない設定になっています。
まとめ/補足/どんな人向けか
- EC2と比較すると、短く・高いマウスになっている。
- スイッチ、表明仕上げ、剛性等々、各部のクオリティは高い。
- ホイールは低めなので、多用する人には低すぎると感じるかも
補足
- センサーも問題は特に感じない。最近のマウス、どれも必要十二分のセンサー性能ですよね、。
- 最近の軽量マウスと比べると重い(76g)
- しかし重心が集中しているため、個人的には気にならない。
- ケーブルはふにゃふにゃじゃないパラコードっぽいもので、マウスの付け根部分が上向きになっている。
- マウスバンジーを使うと、ほぼマウスパッドにコードが触れなくなり、強度も併せ持つ設計。
絶対買うべき人
- EC2とEC1の中間っぽいマウスを探している人
- ZOWIE EC2信者だった人
買って損しない人
- 品質の高いマウスを求めている人
- ZOWIEの右手用マウスに好印象を持っていた人
おススメしない人
- つまみ持ちの人(悪くはないが、つまみにはもっといいマウスがあると思う)
- 超軽量マウスじゃないと嫌な人
- 大き目のマウスが良い人
- かなり小さめのマウスが良い人
VAXEEの次のマウスにも期待しています。